アパム・バリクは、ピーナッツのフィリングが入った半月型のパンケーキ。現在ではインドネシア、ブルネイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジアで親しまれています。東南アジアの色々な国で食べられているため、マルタバク・マニス、テラン・ブラン、マンジャングゥなど色々な名前で知られ、種類も色々あります。アパム・バリクの起源は、中国の清朝末期の福建地方にあります。反清朝の革命国家、太平天国の軍隊が福建地方に侵攻し、清朝軍は反乱軍を鎮圧するため、現地へ軍を派遣します。地元住民の生活を妨げることなく、兵士たちに食糧を提供するため、現地で大量生産されていた砂糖とピーナッツを使ったパンケーキを作り始め、それがアパム・バリクの原型となりました。生地にはココナッツミルクが入り、一般的なフィリングとしては、スイートコーンとピーナッツ最近ではチョコレートや、チェダーチーズ入りのものも売られているようです。屋台でもレストランでもよく売られています。
🔸材料(5枚分)🔸
生地
小麦粉 |
130g |
セルフライジング・フラワー |
65g |
砂糖 |
25g |
小さじ3/4 |
|
塩 |
小さじ1/8 |
こさひ1 1/2 |
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バニラエッセンス |
小さじ2 |
卵(室温) |
1個 |
牛乳(温めたもの) |
250ml |
フィリング
グラニュー糖 |
適量 |
ピーナッツ(炒って粗く刻んだもの) |
適量 |
スイートコーン缶(クリームタイプ) |
適量 |
無塩バター |
適量 |
🔸作り方🔸
- 生地を作る。ボウルに生地の材料を全部入れ、ダマが無いなめらかな生地になるまでよく混ぜる。ボウルにラップをかけ、温かい場所に30分置いておく。
- 30分後、生地には気泡が見え、2倍ほどの大きさに膨らんでいるのを確認しておく。焼く前に、泡立て器で生地を混ぜる。
- フライパンを中火に熱し、無塩バターを少し落とす。お玉を使って、フライパンに2️⃣の生地を入れる。生地の量はだいたい190mlほど。薄めの生地が好みであれば、少なめの量にする。生地をフライパンに入れたら、お玉の外側を使って、円を描きながら優しく均一に生地を伸ばす。フライパンに蓋をし、2〜3分ほど生地を焼く。
- 蓋を取り、生地の上にフィリングのグラニュー糖とピーナッツを乗せ、小さじ1〜2杯分のスイートコーンを乗せる。再びフライパンに蓋をし、生地にしっかり火が通るまでしばらく焼く。
- 蓋を取り、フライパンに少量の無塩バターを落とす。フライ返しを使って、生地の周りを優しく滑らせ、生地を半月型に半分に折り、皿に盛る。残りの生地も同様にして焼いていく。