🍞パン
ユダヤ教徒が安息日や祝祭日に食べる縄編み状のパン。13世紀のスペインで食べられていたとされる編み込みパンが、ハラーの前身とされています。宗教弾圧によりスペインを追放されたユダヤ人が、イタリアを通ってヨーロッパ北部に移り住み、その後中央ヨーロ…
フランス領ポリネシアに属するトゥアモトゥ諸島で作られる、ボール状のパン。生地は、イースト菌で発酵させた小麦粉に、ココナッツ、ココナッツミルク、砂糖、塩を加えて作られたもので、ココナッツウォーターで調理します。また、生地をバナナの葉に包んで…
フランスの棒状の堅焼きパン。フランスでは、「パン・オ・トラディショネル」という、小麦粉、塩、水、イーストのみで作られるパンがありますが、同じ材料を使用していても、形や大きさで呼び名が変わります。バゲットは長さが70〜80cm、重さが300〜400g前後…
ヨーロッパの三日月型のロールパン。フランスのクロワッサンの原型と考えられていて、中央ヨーロッパや周辺国で、様々な名前で呼ばれています。ハンガリー語でキフリ、ドイツ語でキプフェルと呼ばれ、それらの名前の方がよく知られているかもしれません。 13…
チリやボリビアを中心に、南米に広く知られているパン。形は平たく円形で、表面にピケ(空気穴)があります。乳脂肪を多く含み、スコーンに近い味と食感をしています。刻んだコリアンダー、玉ねぎ、ニンニク、唐辛子をオリーブオイルで和えた「ペブレ」と呼ば…
紅茶とドライフルーツとスパイスが入った、伝統的なウェールズのローフ型のパン。ウェールズ語でBara(バラ)は「パン」、Brith(ブリス)は「斑点が付いた」を意味します。イーストを使う物とベイキングパウダーを使うものと2種類あることから、ウェールズでは…
アゼルバイジャンやイランの伝統的なパン。小麦を練った生地にパン種を入れ発酵させ、三角形か四角形に平たく成形されたものです。最も古いものでは11世紀の文献にサンギャクが言及されています。かつては軍兵の食糧だったようです。伝統的には、パン焼き釜…
上にココナッツのアイシングがかかっている、スパイスの入ったオーストラリアとニュージーランドの菓子パン。伝統的なものだと、生地にマッシュポテトが入っていて、モダンなものになるとレーズンやデーツなどが生地に入ります。20世紀初頭から店頭で売られ…
アルメニアの甘いパン、またはペイストリー。伝統的には、西方教会の祝日である聖燭祭の饗宴で食べられますが、他の祝祭や、コーヒーブレイクやティータイムのお供にもなります。アルメニアの町や地域それぞれに違った種類のガタがあるほど、形やサイズが様…
アメリカ南西部の伝統的なパン。オーブン・ブレッドとも呼ばれていて、アドビ・ブレッド、アドービ・ブレッドとも言います。とてもシンプルな材料で作ることができ、特にプエブロと呼ばれる南西部に住むネイティブアメリカンの人々にとっては、日常的によく…