☕️Kaffitími☕️

世界のパンとお菓子のレシピ。

Hallulla(アジュージャ)

チリやボリビアを中心に、南米に広く知られているパン。形は平たく円形で、表面にピケ(空気穴)があります。乳脂肪を多く含み、スコーンに近い味と食感をしています。刻んだコリアンダー、玉ねぎ、ニンニク、唐辛子をオリーブオイルで和えた「ペブレ」と呼ばれる調味料を、アジュージャに乗せて食べるのが現地の食べ方ですが、ステーキや豚肉を野菜と一緒に挟んだ「チャカレロ」と呼ばれるサンドイッチにも使用されます。イスラム帝国に占領されていた10世紀のスペインアンダルシア地方で、伝統的なロールパンと中東のピタを融合して考案したのが発祥とされています。チリは、パンの消費量が世界で2番目に多く、チリ国内で2番目に生産量が高いパンが、このアジュージャです。

 

🔸材料(16個分)🔸

小麦粉

500g

ぬるま湯

275〜290ml

ドライイースト

7g

砂糖

小さじ1

小さじ2

ショートニング、またはバター(室温)

50g

牛乳(仕上げ用)

適量

🔸作り方🔸

  1. ボウルに小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ、ぬるま湯を加え入れて混ぜる。ぬるま湯は、初めは275ml入れ、まだ粉気が残るようであれば残りの量を加える。作業台に出して、10分ほど手で捏ねる。
  2. 室温に戻したショートニング、またはバターを加え、生地にまんべんなく馴染むように、さらに10〜20分ほど生地を捏ねる。生地がなめらかになったら、ボウルに戻し、サランラップをかけて10分ほど置く。
  3. 打ち粉(分量外)をふった作業台に生地を乗せ、1cmの厚さに生地を伸ばす。伸ばしたら半分に折り、層を作るためにもう一度1cmの厚さに生地を伸ばす。この作業を全部で4回行う。生地がベタつくようだれば、適度にその都度打ち粉をふる。
  4. 3️⃣の作業が終わったら、次に生地を12〜15mmの厚さになるように伸ばし、直径10cmの丸型で生地を切り抜く。切り抜いた生地を、油(分量外)を薄く塗った天板か、またはクッキンングシートを敷いた天板の上に乗せる。
  5. 生地の上にラップを被せ、生地が2倍ほどの大きさになるまで、約1時間半ほど温かい場所に置く。
  6. オーブンを200℃に予熱する。
  7. 2時発酵が終わったら、フォークを使って生地の表面を数箇所刺し、空気穴を開ける。その後、刷毛を使って表面に牛乳を塗る。
  8. 予熱したオーブンで14〜16分ほど、表面がこんがりと色づくまで焼く。