☕️Kaffitími☕️

世界のパンとお菓子のレシピ。

Rohlík(ロフリーク)

ヨーロッパの三日月型のロールパン。フランスのクロワッサンの原型と考えられていて、中央ヨーロッパや周辺国で、様々な名前で呼ばれています。ハンガリー語でキフリ、ドイツ語でキプフェルと呼ばれ、それらの名前の方がよく知られているかもしれません。 13世紀のオーストリアの文献に登場するほど長く親しまれているパンです。柔らかなパン生地を三角形に切り出し、それを三日月型に巻いて成形します。クロワッサンと違い、生地はペイストリーというよりもロールパンに近く、形も少し細長くなっています。ロフリークはレギュラーとファインの大きく2種類に分類され、レギュラーは焼成後に艶出しの為に水を吹きかけたり、卵液を塗って粗塩と混ぜたポピーシードやキャラウェイシードをふりかけることもあります。ファインは生地にバターやショートニング、牛乳を多く含み、レギュラーに比べると甘みがあります。

 

🔸材料(16個分)🔸

生地

小麦粉

520g

ラード、または無塩バター(室温)

55g

小さじ1 1/2

ドライイースト

小さじ2(生イーストなら20g)

牛乳(40℃くらいに温めたもの)

240ml

仕上げ用

粗塩

適量

キャラウェイシード

適量

ポピーシード

適量

🔸作り方🔸

  1. 大きめのボウルに、生地の材料を全て入れる。最初は木ベラを使って材料を混ぜ、ボウルの中で生地がまとまってきたら台に出す。生地が滑らかになり、弾力が出てくるまで手で捏ねる。
  2. 生地をきれいに丸め、ボウルの中に入れ、ラップをかける。暖かい場所で20分ほど一時発酵をする。
  3. 一次発酵が終わったら、生地を台に出し、二つに分割する。それぞれの生地をきれいに丸め直す。
  4. それぞれの生地を厚さ5mmほどの円形に伸ばし、ピザを切る時のように8分割する。分割した三角形の生地を、底辺の方から頂点へ向かって巻いていく。この時、頂点の方の生地を少し引っ張って巻き付けるようにする。巻き終えたら、両方の先端を少しカーブさせるようにし、三日月のような形にする。
  5. 残りの生地も4️⃣と同じように成形する。
  6. クッキングシートを敷いた天板の上に、成形したロフリークを置く。それそれのロフリークを、あまりくっつけすぎず、間隔を少し開けて置くようにする。をふんわりと上に掛け、温かい場所で45分ほど二次発酵する。
  7. 発酵している間にオーブンを230℃に予熱する。予熱の際に、オーブンの中に深めの耐熱皿、または天板を入れ、その中に湯を入れて置く。こうする事で、オーブンのの中に蒸気が溜まる。
  8. 発酵が終わったら、ロフリークの生地に霧吹きで水をかけ、粗塩、キャラウェイシード、ポピーシードを振りかける。
  9. 予熱したオーブンで8分ほど、または表面がきつね色になるまで焼く。