☕️Kaffitími☕️

世界のパンとお菓子のレシピ。

Bannock(バノック)

大きく平らなクイックブレッドの1つ。円形のバノックを楔形に切り分けた際に、楔形のバノックを「スコーン」と呼ぶことがあります。またスコットランドでは、「バノック」と「スコーン」という2つの用語は同じ物を指す場合があります。元々バノックは、大麦やオートミールのパン生地を円形や楕円形に成形し、グリドルの上で焼いた重く平たいパンでした。現代のバノックのほとんどは、膨張剤が加わり、軽くて気泡を含んだ生地を使っています。材料となる粉類の種類、パン種を加えるかどうか、特別な材料を混ぜるかどうか、どのように焼くのか、儀式や祭典の名称や要素によって、バノックの種類や類似した物の種類は無数にあります。スコットランドではレーズンとバターがたっぷりと入った「セルカーク・バノック」が広く知られていますが、ここでは伝統的なバノックを紹介します。

 

🔸材料(2枚分)🔸

挽き割りオートミール

330g

小麦粉

265g

重曹

小さじ2

小さじ1/2

バターミルク

375ml(または、牛乳500gにレモン汁大さじ4を混ぜ、30分置いたものから、375mlを取る)

🔸作り方🔸

  1. フライパン、またはグリドルを中火に熱しておく。
  2. ボウルに挽き割りオートミール、小麦粉、塩を入れてよく混ぜる。
  3. バターミルク重曹を入れて混ぜる。重曹を入れることで、バターミルクの中の酸味が重曹と化学反応を起こして、バターミルクが泡立ち量が増すので、大きめのメジャーカップ、またはボウルに入れて混ぜる。
  4. 3️⃣を2️⃣に少しずつ加え、木ベラかスプーンを使って混ぜ、生地を一まとめにする。材料に記載してあるバターミルクの分量を全部使うと、生地がベタつき過ぎることがあるので、生地が一つにまとまり、粉っぽさが無くなる程度までバターミルクを入れる。バターミルクの分量を入れた後も粉っぽさが残るようであれば、大さじ1杯ずつバターミルクを足していく。
  5. 打ち粉(分量外)を振った台に生地をのせ、生地を2等分する。それぞれの生地を台の上で軽く捏ね、2cm厚さの平たい円形に伸ばす。
  6. 熱しておいたフライパン、またはグリドルの上に乗せ、表面に十字の切り込みを入れる。生地は何度もひっくり返さず、なるべくひっくり返す回数は1度にする。ただし、フライパンに生地がくっ付くのを避けるため、フライパンを様子を見て揺らしたりすることは可能。生地の下側にこんがりと焼き色が付いたら、ひっくり返して、裏面も同じように焼き色がつくまで焼く。
  7. 焼いている間に、生地が少し膨らむが、生地の厚さによってはその膨らみが弱くなる。生地を2cm以上の厚さにしている場合は、弱火にして焼き時間を少し伸ばす。